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シャンプーに含まれる洗浄成分は種類によって特徴がまるで違う

2020 6/16
シャンプーに含まれる洗浄成分は種類によって特徴がまるで違う

第2章は「シャンプーの洗浄成分」について。

\ シャンプーの基礎知識 /

シャンプーはたくさんの種類があるけど洗浄成分は8つに分けられます

  1. 高級アルコール系
  2. アルカリ石けん系
  3. 酸性石けん系
  4. スルホコハク酸系
  5. アミノ酸系
  6. タウリン系
  7. ベタイン系
  8. タンパク質(PPT)系

それぞれの特徴やデメリットを簡単にまとめていきます。

高級アルコール系

原料が安いのでスーパーなどで売ってる安いシャンプーのメインに使われている事が多い洗浄成分。

泡立ちが良くて洗浄力も高いのでさっぱりとした洗浄感が特徴。

昔は高級アルコール系のシャンプーがほとんどだったから後に登場したアミノ酸系のシャンプーに泡立ちやさっぱり感に物足りなさを感じてしまう人が多いみたいだけど

  • 洗浄力が強すぎる
  • カラーの褪色が早い
  • パサパサする
  • 乾燥肌だとフケが出たり痒みがでやすい
  • 敏感肌だと頭皮が荒れる

といったデメリットには注意が必要です。

良く使用されているのは

  • ラウリル硫酸Na
  • ラウレス硫酸Na
  • オレフィン(C14-16)スルホン酸Na

最近だと硫酸系が良くないという認識が高まって売れなくなってきたので替わりに「オレフィンスルホン酸系」も安いシャンプーに使われるようになりました。

名前に「硫酸」とついていないから間違えやすいけどラウレス硫酸と同じようなものです。

アルカリ石けん系

アルカリ石けん系は弱アルカリ性で頭皮の皮脂や汚れをさっぱりと落とす事に優れていて、同時に生分解性が良いので肌に残らず悪影響が無いのが魅力です。

*乾燥肌やアルカリが肌に合わない人が使うとかえって頭皮が荒れる場合も。

比較的値段も手頃なものが多いです。ふわっと髪が根元から立ち上がりやすいという特徴も。

肌に悪影響がないのは魅力的ですが髪の毛は弱酸性で安定しているので、アルカリ石けんをつかうとキシキシしてしまいパーマやカラーをしている髪の場合ダメージの原因に。

  • 洗う時に髪がキシキシする
  • 目に入るとめちゃくちゃしみる
  • 乾燥肌だとかえってフケが出る場合も多い

こういったデメリットに注意が必要。

良く使用されるのは

  • カリ石けん素地
  • ラウリン酸K
  • オレイン酸K

無添加なイメージから赤ちゃんや子供に良いと思って使う人も多いけどかなり髪がキシキシしたり目に入った時の痛さは半端じゃないので要注意。

酸性石けん系

高級アルコール系ほどではないくらいの洗浄力がありつつ泡立ちも良く、生分解性に優れた肌にも環境にも優しい洗浄成分。

ワックスやスプレーといったスタイリング剤を落としやすいのもあって美容室で扱うサロンシャンプーにもよく配合されています。

デメリットはそんなにないけど強いていうと

結構洗浄力があるので乾燥肌や皮脂分泌量の少ない人だと合わない場合もある

良く使用されるのは

  • ラウレス-3酢酸Na
  • ラウレス-4カルボン酸Na

厳密に言うと石けんではないんですが酸性石けん系と呼ばれています。

どちらかと言うとメンズやウエットにスタイリングする女性におすすめ

アミノ酸系

低刺激で肌にも髪にも優しく比較的マイルドな洗浄力をもつ洗浄成分。

グルタミン・アラニン・アスパラギン・サルコシンといった種類がある。

それぞれ洗浄力やコンディショニング効果が違うが全体的に低刺激でマイルドな洗浄力なので使い勝手がよい。

  • 値段が高い
  • 脂性肌のひとには物足りない場合もある
  • アミノ酸系の刺激に弱い肌質の人もいる

というデメリットもあります。

良く使用されるのは

ラウロイルメチルアラニンNa

ココイルグルタミン酸Na

など、

ココイル◯◯や、ラウロイル◯◯とつくのでわかりやすいかも。

美容師目線ではやっぱりアミノ酸系は使い勝手がいいのでおすすめ。

タウリン系

タウリン系はさっぱり系できめ細かな泡立ちとマイルドな洗浄力が特徴の洗浄成分。

ちょっと洗浄力が弱めなのと高価なタイプなので補助的に使われる場合が多い。

値段が高い以外に特にデメリットがない優秀な洗浄成分。

よく使用されるのは

  • ラウロイルメチルタウリンNa
  • ココイルメチルタウリンNa

質の良いシャンプーや高いシャンプーにはこれが入っている事が多い。

アミノ酸系よりも刺激が少なくて頭皮のバリア機能を壊さないので優秀。

ベタイン系

ベタイン系は最も洗浄力が弱く低刺激な洗浄成分でベビーシャンプーや各種シャンプーの刺激調整の為に幅広く使われている。

両性界面活性剤といって洗浄効果と同時にコンディショニング効果もあわせ持つのが特徴。

保湿力も高くリンス効果も高いが故に

  • 肌に残りやすい
  • ベタつきやすい

というデメリットもあります。

よく使用されるのは

  • コカミドプロピルベタイン
  • ラウラミドプロピルベタイン

これが入ってないシャンプーを探す方が難しいくらい多くのシャンプーでバランスを取る為に使われています。

タンパク質(PPT)系

タンパク質系はなかなかレアな洗浄成分です。

低刺激でソフトな洗浄力で加水分解コラーゲンや加水分解シルクを原料とした高級な成分。

アミノ酸よりもさらに上質で髪を洗いながらダメージケアをする効果があるのが特徴です。

パーマやカラーリングのダメージが気になる人には1番おすすめな洗浄成分です。

ただ、やっぱり値段が高いシャンプーにしか配合されていないというのがデメリットになります。

よく使用されるのは

  • ココイル加水分解コラーゲンNa
  • ラウロイル加水分解シルクNa

頭皮にも優しくて髪のダメージケアもできちゃう。

特に女性にとっては理想の洗浄成分ですよね。高いけど。

実際にはこれらの洗浄成分が複数ブレンドされてシャンプーは作られています

高級アルコール系のシャンプーは確かに洗浄力が強すぎるけど実際にはベタイン系のものとミックスされていたり複数の洗浄成分がミックスされてバランスが調整されています。

効果なシャンプーほどアミノ酸系やタウリン系やPPT系の洗浄成分のみで作られいていて成分的に言うと上質です。

ただやっぱり合う合わないという個人差はあるので上質だから肌に合うとは必ずしも限らないのがシャンプーの難しいところでもあります。

ちなみにシャンプーの洗浄成分はボトルの裏か箱に記載されています。

化粧品登録のシャンプーは配合量の多い順に記載するルールがあるので水の後にくる2〜3種類の界面活性剤がそのシャンプーのメインの洗浄成分の組み合わせです。

CMのイメージや「弱酸性」「ノンシリコン」「10種類のボタニカルエキス」といったキャッチコピーで選ぶのではなくメインの洗浄成分は自分でチェックするようにしてみましょう。

⇒第3章 シャンプーで頭皮のバリア機能が壊れる?頭皮の皮脂膜と角質層の働き

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Y.P.Park(ゆうぽん)
美容師/ブロガー
美容師しながら趣味でブログを書いてます。
好きなもの▶シャンプー、育毛、漫画、ゲーム、歴史、wordPress、ジョンレノン。
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